本が1種類できるまで、本が書店に並んで、そして出版社に戻ってくるまで


あなたとあなたの担当さんは
これが全部判っていますか?

おそらく判っていないとおもいます…

なぜそう言えるか、自分自身の足で聞いたことも含めると

20年以上かけて理解しました。

大卒の若い編集さんが、

判っていてもあくまで、本で見た、先輩の話で聞いたという。

だけで、交渉などはしたことないとおもいます。

もう一度おさらいをしてみてください!

 

おそらく、専門家向け以外に

ここまでまとまっている表は無いと思います。

 

その理由は、

企画、編集、製作、販促と

業種もカラーも違うので

実際問題渡り歩くことは難しいのです。

 

出版は異業種交流会の塊です、

あなたの会社もどこかで関わっているかもしれませんよ!

 

本が1種類できるまで、本が書店に並んで、そして出版社に戻ってくるまで

順序 内容 登場人物
商品の編集(本)
1 企画ができる
2 著者探し 編集と営業担当
3 著者登場 著者
4 原稿集め・資料集め・
資料の裏取り・
写真撮影(カメラマン)
カメラマン、デザイナー
5 デザイナー 本文と
カバーデザインが別もあり
書店営業開始
本の製作順序
6 ここから製作・編集さんが動く
印刷屋と連絡開始
印刷屋の営業さん
7 キーパンチャーが原稿を入力 印刷屋のキーパンチャーさん
8 組版担当が入力データーを
ページに仕立てる
印刷屋の組版担当さん
9 著者初校
生原稿とゲラ
ページにしたてたもの原稿を戻す
10 著者よりゲラと原稿が戻る
11 キーパンチャーが 赤字と追加原稿を入力
12 著者再校
著者へ
初校ゲラと再校ゲラを渡す
13 著者より
初校ゲラと再校ゲラが戻る
14 キーパンチャーが赤字と
追加原稿を入力
15 著者念校
再校ゲラと念校ゲラを渡す
16 校了-著者ここで一旦退場、
編集者の仕事は続く
17 現場は印刷所へ移動
18 原稿を印刷機に
合う状態に変更
印刷屋の製版担当さん
19 製版をして刷版をつくる 印刷屋の刷版担当さん
20 刷版を印刷機の胴に巻きつけ印刷し
印刷した紙を乾かして折り屋へ
21 刷了紙を折り屋でページに折る 折り屋さん
22 製本所で折屋の紙を集め
帳合をとり製本機へ入れる
製本屋さん
23 製本できたもの
廻りを断って仕上げる
24 最後に注文短冊、
愛読者カード等を挟む
25 10~20部毎にくるんで納品
26 本が出来上がって
印刷所から納品される
27 問題がなければ編集担当終了
本が商品化
28 販売・販売会社に見本を出す
部数を擦り合わせて
販売会社(取次店)さん
29 数日後、部数が決まる
30 期日までに販売会社に納品
本を販売
31 販売会社で 書店毎に分けて箱詰め
32 書店に本が輸送される トラックの運転手さん
33 書店に納品
店員さんが箱を開けて
棚に並べ販売開始
書店の棚担当さん
34 で、売れのこると
書店で棚から下ろし
返品担当が混ぜて箱詰め
書店の返品担当さん
35 書店から 販売会社へ輸送される
書店から本が帰ってくる!
36 販売会社の返品担当が
出版社毎に分けて箱詰め
販売会社の返品担当さん
37 販売会社から出版社に
返品届いて終了
経理さん
出版社と印税精算
38 著者へ支払い
他、出版社は業者と精算