写植って有っても使える人がいない


活版(鉛活字をつかった印刷方法)の後に出た機械が写植機。

鉛を使わないで印刷の文字の版が作れる機械。電算写植機と手動写植機があって

<手動写植機>ガラスに裏返った状態で、一寸巾亠辶匚刀犭亻メハ盲目月水木金土日という配列で文字が並んでいる。印刷物だけでなく、映画の文字などに使った。機械の上に暗箱があってそこに印画紙を入れておく。モノクロ写真の現像と同じ様に現像⇒水洗⇒定着⇒水洗⇒乾燥してできあがり。

<電算写植機>畳一畳くらいあるキーボードがあって、一寸巾亠辶匚刀犭亻メハ盲目月水木金土日という配列で文字が並んでいる。文字が一つのキーに複数の文字の割り当てがあった。データーを作って、出力機にかけて、それを現像してできあがり。

電算写植のキーボード
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当時、写植機メーカーは リョービ、モリサワ、写研があった。

その後、電算DTPとマッキントッシュのDTPに置き換わり、活字の様に消えていった。

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